今年最後の心理面談

今日は今年最後の心理面接の日でした。
まずは心配していた乳がん疑いの検査結果がよかったことを伝え、それから母に協力してもらって発達障害の幼児期の聞き取り調査が無事に終わったこと、その話の持っていき方などを報告しました。
そして、検査結果を聞きに行く前日にかなり泣いてしまい、夫とハングアウトをして受け止めてもらい、それでも無理な部分を寝る前と起きてからのソラナックスで解消したことを伝えました。
病院には母に付いて行ってもらったことも。
その上で、自分が今のように専門家の方の力を借りたり、薬に頼ってコントロールしていることで、かえって弱くなってしまっていないかについて相談しました。
ええっと、何から書いたらいいのかな…

心理の先生から聞かれたことからかな?

弱くなっている、という言葉に反応されたのです。

どんな風に弱くなったと感じるのか?

…精神科に通うようになる前までは、何かあったら一人で解決できていたのに、今はそうではなくなった。

人に頼ることを覚えていいこともたくさんあったけれど、一人で立っているという気持ちになれなくなってしまった。

で、話はいつしか自分自身をどう捉えているかに進んで…

鎧を纏っている、とっても強固な鎧を纏っている…

その鎧の中は?

自分の弱いところが入っている…

どんなところ?

汚かったり、脆かったりするところ…

その内側に入れるのは夫と血を分けた家族だけ…

人から完全人間と言われたことがある。

人に見せているのは鎧の外側だけです。

少し緩衝地帯を作ったほうがいいのかな?

六甲の山の中からイノシシが出てきて住宅街を普通に歩いていることが問題になっていて、それが山と人里の間に緩衝地帯となる草むらがないことが原因で…

自分はそのイノシシとか、ハリネズミやヤマアラシのような感じで…

緩衝地帯もないのに人里に下りては問題を起こしてしまう…

先生『ちょっと待って!あなたは今までの面談や聞き取り調査の結果からみえるものを考えるに、生まれついての特性や幼児期に経験したものからくる性格から表と裏がないというか、黒か白とかその間の柔軟な考え方が苦手なように見える(正確には思い出せないのが残念)』

苦手というか、子供の頃人の裏側を見てそれがすごく嫌で、自分はそれをやるまいと決めて、人に表ばかり見せてきた。

やりすぎちゃったかな?

その時の私のイメージ

自分⇔鎧(もしくは結界)⇔緩衝地帯⇔世間の人

自分の内側に入れる人=とっても身近な人

自分の内側=とても人さまには見せられないようなぶつくさと文句を言ったり、泣いたり、黒かったり、脆かったりする部分

但し、一人で車の運転をしているときは誰にも迷惑をかけるわけではないので、まわりの車や歩行者、バイク、チャリなどのことをギャーギャーやっている。

先生『会う人によって見せる面を、ある人には白9割黒1割、この人には白8割黒2割とかにすることは?』

え?

え?

え?

実は考えたことがなかった…

先生『あるいは鎧でも、頑丈な鉄製の鎧からスウェットのような柔らかい素材のものに変えるとか』

え?

え?

え?

実は考えたことがなかった…

先生『私はあなたがそこでびっくりしたことにびっくりしています』

私も自分がそこでびっくりしたことにびっくりしています。

確かに腹の探り合いのようなことは嫌いで、自分の特性からもそういう表裏のあるようなのは苦手というのは可能性としてあったけれど、まさか自分の中にまったく存在していない考え方だったとは思わなかった。

だって、そういう腹の探り合いをする人をちゃんと見てきたし、物語でそういう人が出てきても普通そうだよねと思ってきたし…

まさかだよ…

そんなん、なんで考え付かなかったんだよ…

ものすごくびっくりしました。

で、なんだかそう考えた途端、肩に背負っていたものが急に軽くなったんです。

不思議なくらい軽くなったんです。

一瞬ではありますが、鎧の素材がスウェット製になりました。←

そして、ほんとになんで考えてこなかったかわからなかったけれど、自分の中に人に見せる黒と白の割合を計算するメーターが出来ました。←

なんだかとっても肩が軽いです。

結界魔法の練習はそれほど熱心にやらなくてもよくなりました。

で、冒頭の精神科にかかることで自分が弱くなってしまったように感じていた一件ですが、なんでもかんでも薬に頼ってしまうとか、最初から最後まで何から何まで人に聞いてもらうとかそういうんじゃなくて、頼るんではなく活用していると考えればいいのではないか?と先生から言葉がありました。

私は今回、もしかしたら乳がんかも、あるいは胸の痛みは癌による痛みの可能性は低くても不整脈があることから狭心症かも、と自分にとって重大な危機であったわけで、それを夫に話を聞いてもらうことと、薬を活用することで乗り越えることができたのだと、考えてもいいのではないか?と言われたのです。

確かに夫が単身赴任中で子供もいない一人暮らしなのに、誰にも見られないところでぽっくり逝っちゃったらどうしよう?という不安があったわけで、それをハングアウトや薬を活用することで乗り越えたと考えることができたら、自分が弱くなったと考えるよりかずっといいように思います。

そう考えていいのだそうです。

なんかとってもいい話し合いが出来たように思います。

心理の先生との面談時間に話した内容はこれだけではないのですが、すべてを書くこともできませんし、ここまでを記録として残しておきたいと思います。